薪ストーブの選び方 24時間運転

ポップ

2013年02月20日 09:11


こんにちは、大分の薪ストーブ屋「暖炉屋」です。
上の画像は「火の悪魔カルシファー君です」
薪ストーブをご検討中の方でほぼ皆さん同じ悩みになるのが
「我が家にとってどの大きさの薪ストーブが相応しいのか?」

建物の大きさ、断熱性、主暖房なのか?他の暖房と併用を考えられているのか?など様々ではありますが、弊社からご提案している事の1つに
「24時間運転を望まれるかどうか?」
がございます。
24時間運転とは、着火材や焚き付けを用いた着火プロセスを経ない状態、常に炉の中に火種が残っており、その火種で再着火させて燃やしつづけられるような状態を指します。

薪ストーブの運転時間は、メーカーからのカタログ値を参考にしつつも、実際のところは燃やしている薪の種類にも左右されてしまいますし、何よりも炉内の大きさが入れられる薪の量の限界にもなります。
炉が広いからと言って、小さめ目の薪を沢山いれて燃やしてしまえば温度が上がりすぎてストーブを痛めてしまったり・・・・
で実際のところどうなのか?
今までの私の経験上、一般的に「中型機と呼ばれるクラスの薪ストーブ」で、「太目の広葉樹薪」太目とは100φ位以上の丸太や、300φ位の丸太を4分割した程度の薪を入れて火を回らせ、二次燃焼モードかつ空気の取り込みを絞った状態で燃やしているような場合において24時間運転が成り立っているように思います。

私はバーモントのマディソン(DWコンコードの姉妹モデル)とアンコールEV機を使ってきましたが、いずれも24時間運転が可能な機種です。
もちろんイントレピッド2でも、条件によっては24時間運転が可能だったりしますが、条件はかなりシビアなものになりそうです。お客様への説明でも、イントレクラスで長時間の火種の維持は困難とお伝えしています。ベストに近い状態の薪がふんだんにあれば別ですが、そこまでの薪を揃えきれるユーザー様はそう多くないと感じています。

小型のストーブでも、そこそこの大きさの建物を暖房することが出来ます。
暖房能力は、その建物の気密性能や断熱性能に大きく左右されてしまいますが、やはり運転時間はストーブの大きさと薪で左右されやすいです。

薪ストーブをメイン暖房で使いたい、かつ、朝起きても家の中が暖かい状態になっていてほしい。
こういう使い方を希望されるお客様には、中型機以上のストーブをお勧めしています。
バーモントだと、デファイアント、アンコール、アクレイムなど
ダッジウエストだと ミディアムクラス以上やコンコードなど
ヨツールだとF400 F500など
SCANだとCI-10GLクラスになってしまうかな?

ご相談は随時受け付けています。
ストーブ本体のみの入換などもご相談ください。
ネットショップもございます。
実際に燃やしているストーブは、日出の本社と湯布院のショールームで体験頂けます。

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