2009年10月10日
煙突掃除はお済ですか?

飯田高原から煙突掃除を依頼されて実施しました。
このところ夜の冷え込みが一段と・・ですね、そろそろ燃やしたい季節です。
ストーブはデンマークのモルソー社の1620という機種です。
サイドパネルに鳩のレリーフが彫ってあるのが特徴です。
お客様からは「新聞紙を燃やしてみたら煙が室内にどわっと・・・」
という事で依頼を頂いた次第です。

建物塗装の為の足場も掛けてありますが、煙突掃除には流用できないですね。
杉のログハウス、屋根はカネ勾配です。
7mオーバーの二連梯子を立て掛けてもこの通りです。
もうちょっと煙突が高い位置にあったら・・・大変な事になってたでしょうね。
まずは支線を外して煙突を一本外します。

外した煙突は下に下ろし、トップを外します。
トップは綺麗ですね。

最上位置の二重煙突です、汚れてはいますがさほど酷くないです。
ワイヤーブラシを通して掃除します。

掃除後の煙突です、綺麗になりました。

屋根上の煙突内部です。
汚れの中に何か剥がれた様な跡が・・・気になりますね。
こちらもブラシを入れて煤落としを行います。

1mのロッドを4本継ぎ足しして掃除しました。
梯子の上からの作業なので危険です、気を抜けませんね。

ブラッシングの後の煙突内部です。
中は煤が舞っているので見通しが悪いですね。
この見えない奥にあんなものがあるとは思いもしませんでした。

室内側は二重煙突からシングル煙突に換えるアダプター下からは一本の煙突になっていました。
アダプターのところでセトリングが吸収できるようにしているようです。
なので煙突を持ち上げて外そうと試みたのですが・・・・
外れない・・・・
何度やっても外れない・・・・
アダプターは外れるけどこれでは煙突は外せない・・・・
困った・・・・

煙突外しを諦めて、ストーブの中から煙道が見えないか確認。
炉の天井にあるバッフル板は簡単に外れました。
外れたバッフル板の裏側には・・・煤がたんまりと積もっていました。
煤は分かるけど、この煤に混じったコケは何?

外したバッフル板のところから煙突内部を撮影してみると・・・・
掃除したから綺麗やろなーと期待していたら・・・
なんじゃこりゃ?
これを食べるとパワーモリモリ、ポパイの食べるホウレンソウっぽいものが・・・
暗い煙道に見事に緑に輝くコケの塊が入っていました。
誰がコケの塊なんか煙突に放り込んだ?
煙突が詰まっていた原因はコレだったんですね。
丁度ダンパーのところに引っ掛かっています。ワイヤーブラシでここまで押し込まれたのでしょうね。

とりあえずバールを使ってコケの除去です。
塊にはなってるし、ダンパーには引っ掛かってるし、除去は大変でした。
こんなに沢山出てきました。
途中から羽や毛が混じっており・・・つまりこのコケの塊は・・・
鳥の巣
だった訳ですね。

綺麗になった煙突内部です。

後は炉内のゴミを片付けて、古い灰を取り除けば良いですね。
二次燃焼用空気が回るバッフルの裏にも灰が入り込んでいるので、カバーを外して掃除機で吸い取ります。
家庭用掃除機で灰を吸うと、モーター焼き切れて壊れるので家庭用掃除機のホースは突っ込まないようにしてくださいね。
外したバッフル類を元に戻し、ストーブ表面はポリッシュで磨き上げてメンテナンス終了です。
試運転で少し燃やし、煙突のドラフト(引き)を確認して終了しました。
本格的な薪ストーブシーズンの到来です。
その前に煙突に異常がないかどうかチェックしておいてくださいね。
異常がある場合にはお早めに業者に連絡しましょう。
ちなみに今回は残骸の中からお亡くなりになったトリさんも混じってました。
煙突掃除、多少遠方でもお伺いします。
これまでの最遠地は山口の萩市です。
2009年10月09日
薪ストーブの季節になりました
昨日辺りから寒くなりました。
台風の影響で北風が吹いています。
さすがにもう半袖ではツライ季節です、っても晴れると昼間は半袖でもOKな微妙な季節。
こちらの山では曇っていると15度位までしか気温が上がりません。

昼間に馴染みの別府のBARのマスターがいらっしゃいました、丁度良いキッカケとなってストーブに火入れしました。
夕方には外気温12度・・・
ブログを書いている23時半には
10℃・・・
ストーブ燃やしてて良かった・・・
只今の室温は
23℃
半袖半ズボンでございます。
このストーブはバーモントキャスティングスの「マディソン」
既にカタログ落ちしたストーブです、姉妹モデルがダッチウエストブランドで「コンコード」として継続販売中です。
台風の影響で北風が吹いています。
さすがにもう半袖ではツライ季節です、っても晴れると昼間は半袖でもOKな微妙な季節。
こちらの山では曇っていると15度位までしか気温が上がりません。
昼間に馴染みの別府のBARのマスターがいらっしゃいました、丁度良いキッカケとなってストーブに火入れしました。
夕方には外気温12度・・・
ブログを書いている23時半には
10℃・・・
ストーブ燃やしてて良かった・・・
只今の室温は
23℃
半袖半ズボンでございます。
このストーブはバーモントキャスティングスの「マディソン」
既にカタログ落ちしたストーブです、姉妹モデルがダッチウエストブランドで「コンコード」として継続販売中です。